
夏前の日曜日、化石探しに埼玉県秩父市にある蓼沼に行ってきました。

秩父線の黒谷駅から歩いて40分ぐらいの場所で、地図で見ると駅から近いように見えるのですが、目的地が2本の川で分断されている為、グルーッツと回り込まなければ着きません。
途中、のどかな住宅街を抜け、線路を横切り、畑を通り抜けやっと川の入り口の道路に出ます。
蓼沼は中新世(2300万年〜500万年前)の地層が荒川の河原に大きく広がった場所で、サメの歯やカニの化石が採集できることで有名ですが、何しろエリアが広い為、どのあたりを探れば良いのか判りません。
取り合えず、インターネットで調べた情報を元に、緑色の砂岩を中心に探すことにしました。
子供は既に何度も化石探しを経験しているので、今回も調子よくハンマーとタガネを使って、これはと思う場所を掘っていきます。
今でこそ、ハンマーを大きく振り上げて、タガネの頭に命中させることが出来るようになりましたが、それ迄に何度となく自分の手や指をハンマーで叩き、痛い思いをしています。
一度など化石探しに行ってから1ヶ月後、親指の爪が剥がれてしまい、どうして剥がれたのか問い詰めたら、ハンマーで指を叩いてしまい、その時は痛かったけど、お父さんに言うと化石探しに連れて行ってもらえなくなりそうだから黙っていたと告白したのです。
それ程化石探しが好きなようで、お父さんも未来のインディージョーンズの為に、せっせと化石堀に同行するのです。
砂岩は以外と硬く、中々割ることができませんが、どうにかカグラザメの歯と魚の歯、カニの甲羅、ホタテ貝などを見つけることが出来ました。
帰る道のりは長いのですが、今日取れた化石のこと、今度探しに行く場所のことなど話合いながら帰路につくのでした。
