
夏が終わり、過ごしやすい気温になってきたので、ひさし振りに子供と共に蓼沼へ化石探しに行ってきました。
蓼沼は広く開けた河原で、遮る木も全く無い為、炎天下での化石採集はとても辛い作業です。
真夏などに行くような場所ではありません。
たとえば、テントなどを張ってその中で作業ができるのなら良いのですが、気分的にには砂漠の真ん中で化石探しと言った感じで、頻繁に水分を取りながらの作業となります。
夏前に行った時はそんな辛い思いをしたので、夏場は行くのを止め、涼しくなるのを待っての採集でした。
現地に着いて見ると、前回来た時と随分と様子が変わっています。
ちょっと前の台風の大雨による増水で、荒川の河原に在った泥や小石、植木などが根こそぎ流されて、露頭がすっかり表面に出ています。
もしかしたら今日は何か珍しいものでも見つかるかも、と思いながら露頭の表面を見て回りました。
丁度、連休中だった為他にも何組か化石探しに来ていましたが、皆さんの狙いはやはり「サメの歯」のようです。
結局、一日かかって大小合わせて3本のサメの歯を見つけ、その他にも魚歯や海性哺乳類の骨を見つけることが出来ました。
それにしても大人4人のグループで来た人たちは、大ハンマーと大型のタガネを使ってザックザックと地層を掘り起こし、沢山のサメの歯を見つけていたようです。
その方達が帰った後、掘った地層の中を細かく割って見た所、ネズミザメの歯や魚歯などを見つけることが出来、ちょっとラッキーな一日でした。
上の写真はネズミザメの歯、長い部分で15mm。
下の写真は魚の歯(鯛?)、直径4mm。

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